やりたいことが見つからないのは親が悪い!
- やりたいことが見つからない。
- 何がやりたいのかわからない。
これは進路に悩む子供だけの悩みではない。
今時そんな大人ゴロゴロそこらじゅうに転がっている。
『結局やりたいことが見つからなくてテキトーに大学に行って無難なところに就職した』なんていうやる気のない台詞を何度聞いたことか。
こういう人間は今すぐ蔦屋に行って『下町ロケット』を借りて見て欲しい。
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夢を持つことの大切さに気付き、後悔するから。
そして自分の子供に同じ過ちをさせないように努力できると思うから。
なぜなんとなく生きる志の低い人間が量産されてしまうのか。
その原因は簡単。
『やりたいこと探し』をすべき時にしなかったから。
この原因は親にもある、というか親にこそある。
今回は進路で悩んでいる中高生や、進路選択に悩むお子様をお持ちのご両親に提案する『やりたいことの見つけ方』について。
子供の頃の将来の夢が叶わないのは親が悪い
6歳の子供に『将来やりたいことある?』と尋ねると大抵は同じような答えが返ってくる。
男の子だとサッカー選手、警察官、科学者。
女の子はパティシエ、医者、保育士などが多い。
同じ『将来やりたいことある?』という質問を高校生にぶつけてみる。
多い答えは学校の先生、公務員、看護師など少し現実味を感じる。
しかし『やりたいことを探しに大学に行く』という回答が非常に多い。
夢を持っていたはずの子供が夢を持たない子供に育ってしまった。
体は大きく成長しても『夢』というパーツで見ると、『何がやりたいのかわからない』というふりだしに戻されている。
これは、子供の頃の夢だった職業の現実を知ることで絶望し夢を見失っているというわけではない。
子供の頃の夢が現実と切り離されてしまったということだ。
この原因は親にある。
6歳の頃にやりたかったことを親が本気で尊重し、それを現実的なところに繋いであげられなければ将来の夢は現実にはなりにくい。
一方でテニスの錦織圭選手のように将来の夢が現実になっている方もいる。
しかしこれも例外ではなく親の影響が大きい。
- あなたは13歳のわが子を何の迷いもなく単身海外に送り出せますか?
- 13才になるまでに夢に向かってまっすぐに育てることが出来ますか?
これができる親は子供の将来に対する偏差値が東大クラスでしょう。
普通の親がしてあげられることは
- 幼少期の子供の夢を一緒になって大切に育むこと
- 子供の夢を独り立ちさせてあげること
- 反抗期にはちょっと迷惑がられながらも軌道修正してあげること
これしかない。
しかし、これがなければ子供の夢は簡単に消え去ってしまうのも確かだ。
何がやりたいのかわからないのは親が悪い
子供の頃に明確な夢がないのは親が悪い
何故かというと、子供の夢は親が見せてやるものだからだ。
例えば新幹線が大好きで『大人になったら新幹線の運転手になる』という子供がいる。
この夢は何から生まれたのかというと
- 親が読んでくれた絵本
- 親が連れて行ってくれた旅行
- 親が新幹線の運転手
といった親を見たり親との思い出の中で生まれたりしたものだ。
たとえそれをせずに育ってしまっても、諦めないで欲しい。
なにも親が子供に見せてやれる夢は小さい頃限定の代物ではない。
その時に即した夢の見せ方がある。
手遅れになる前に!親が中高生の子供の為に見せられる夢
今の時代、『やろうと思えばいつでもできる』というのは理想論。
子供の頃からやらなければ選手になれないスポーツもあれば、大学に行かなければなれない職種もある。
タイムリミットは高校生くらいまでだろう。
しかし、物事の考え方もしっかりした中高生に対して親が『これはどう?』なんてナンセンスなアプローチをしても効果はない。
やりたいことを見つけるのに最も重要なのは『知ること』。
親は知るきっかけを与えてやりさえすればいいのだ。
ここでオススメする方法は『家庭教師』を遣うこと。
実は筆者である私は大学生の頃に家庭教師の経験がある。
家庭教師というのは異質なもので、自分の家に知らない人が来て勉強を教えるという普通はあり得ない現象が起こる。
そして家庭教師は自分より年上だけど親よりは近い存在。
これが効くのだ。
最初は子供もある程度の緊張感を持って接する。
そしてその緊張が解れるのと同時に本性が出やすい。
家庭教師はある程度の意識さえあればすぐに子供と仲良くなれる『ともだちせんせい』なのだ。
私が中学生の家庭教師をしている頃、ご両親からこんなことを言われた。
『最近帰ってきても学校のことを話してくれない』
よくある反抗期だろう。
しかし家庭教師に対しては違う。
聞いてもいないのに、友達の恋愛事情、先生の愚痴、友達とどこに行って何を食べた・・・と次から次へと話が飛び出してくる。
家庭教師は勉強を教えるもの。
しかし勉強以外を教えてはいけないわけではない。
頼めば大抵のことはしてくれる。
そこで、こうお願いしてはどうだろう。
『一緒に疑似就職活動をしてくれませんか?』と。
中高生は職業に直に触れるチャンスなんてほとんどない。
そこで家庭教師の授業時間を割いてこういった転職サイトを一緒に閲覧してもらう時間を作るのだ。
この前の記事で紹介したmeetaなんかを利用しても良いだろう。
最近の転職サイトは本当に良くできていて心理分析で向いている職業の提案までしてくれる。
親のいない環境なら素直に子供は現実社会の世界観を受け入れ、やりたいこと、やりたくないことが明確になってくるだろう。
営業の業務フロー、事務に必要なスキル、税理士になる為にはどうしたらいいのか、なんていう普通の子供の知らない世界に見識ができる。
そしてそこには、子供と大人の中間を良く知る家庭教師がいる。
これが、子供と大人、夢と現実の繋ぎ方だ。
これは一つのやり方なので子供の『知る』ことのきっかけ創りについて、一度考えてみて欲しい。
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