SEO対策の基本的な事!初心者でもできるホワイトハットな内部対策
今更聞けない。SEO対策とは・・・
SEOとはSearch Engine Optimizationの略です。日本語で言うと『検索エンジン最適化』。難しそうな言葉ですが簡単なことです。
洋服店で例えるとわかりやすくなります。(以降洋服店の例えは緑文字で表記します)あなたはを持っているとします。そのお店の売り上げを増やす為に店内のディスプレイや装飾を魅力的にすること、これがSEO対策の内部対策です。他の店舗からの口コミで自店舗への流入を増やすのは反対にSEOの外部対策です。
SEO対策の最新の傾向
一昔前は外部対策が非常に大きな評価の要因となっており、『代金を頂ければいろんなお店に口コミを広げてもらえるようにしますよ』といういわゆるリンク売りのSEO業者もたくさんありました。しかし現在は外部対策は一部を除いて検索エンジンからの評価が良くならないのです。むしろ不自然なリンクは大幅に評価を下げる『ペナルティ』というものを受けることになります。最悪、もうそのサイトは表示さえしてもらえなくなります。しかし一部例外で自然にリンクを貼ってくれたものについては『愛されてるな、役に立ってるんだな』という非常に良い評価を受けます。これは同業種ならばという条件付きで、全く関係のないページからの自然リンクは不自然なリンクと同じ扱いを受けることがあります。
最近では『良いコンテンツを作れば評価は勝手に上がっていく』と言われる程、内部対策の重要度が増しています。これも検索エンジンが推奨する方法の一つです。こういった検索エンジン推奨のSEOをホワイトハットSEOと呼びます。反意語はもちろんブラックハットSEOです。これは検索エンジンの裏をかいた裏ワザ的なもので順位を上げようという手法です。言うまでもなく非常にリスキーです。ブラックハットをやれる人、それは・・・
- 相当な数を熟してきた玄人であること
- 最新の情報がいち早く察知できるポジションにあること
- リスク管理が出来ていて一つのサイトが地に落ちても動じないポテンシャルがあること
こういった人です。素人は検索して出てきたとしても決して手を出してはいけません。健全なサイト運営ができないうちはブラックハットに頼ってはいけないのです。
健全なサイト運営をするためにやるべき4つの内部対策
内部対策でやるべき事を4つに分けるとしましょう。
- タグの見直し
- ソースコードの最適化
- 重要事項の見直し
- ユーザビリティ
1.タグの見直しとは文法などが間違っている、もしくはSEOに良くないところを修正すること。値段が間違っていないかチェックすること。EX)画像のalt属性の記述がない
2.ソースコードの最適化とはソースを全体的に健全な形にすること。商品の棚の間隔やお客さんの導線を整えてあげること。EX)内部リンクの増設やパンくずリストの設置
3.重要事項の見直しとはペナルティを受けていないか、URLの付け方のチェックなど。商品の中に違法なものがないかチェックすること。EX)ミラーサイトはないかチェック
4.ユーザビリティとはサイトに訪れた人にとって有益な情報を与えられているか、見やすい形かを意識した作りにすること。マーケティング、顧客管理や店内の掃除。EX)フォントの見直しや画像の設置
この4つのステップでほぼ全ての内部対策が完了します。店内をしっかりとした理論に基づいた見せ方をすることでお客さんからの見え方が良くなり、『オシャレなショップ』と呼ばれる日も近いでしょう。
こちらの記事で簡易チェックができます。『SEO対策初心者が一番最初にチェックすべき事』
実際にSEO対策チェック
では実際に施策していきます。一部古い知識が入っている可能性があるので細かい部分については他のHPの最新情報などと比べながら修正していってください。
タグの見直し
titleタグ・・・サイト内で最も重要なタグ。このタグを見直すだけで検索順位が大きく変動することも多いです。
- 検索順位上位を狙いたいキーワードを一番先頭に持ってくる
- タイトルタグ内でのキーワード重複は避ける(最近厳しくなっています)
- コンテンツとしっかりと結びついたタイトルをつける
- 文字数オーバーしない(32文字以内)
- 【】や★など記号の多用はできるだけ避ける
- 『しています』『しかし』など狙いたいキーワードを希釈する言葉は入れない
h1タグ・・・大見出し。キーワードを入れつつtitleタグと関連付けたそのページで一番言いたいことを書く。
- body内上部に設置する
- キーワードの重複は避ける
- 1ページに1つにする(テンプレートなどでh1=titleと自動設定されているものも有り)
- 画像に置き換えたり見えないようなフォントサイズにしない(ペナルティです)
h2~h6タグ・・・中見出しや小見出し。SEO対策としては軽視できない重要なタグ。
- 順番を逆にしたり跳ばしたりしない
- キーワードを埋め込み過ぎない
- 他の見出しと重複させない
ulタグ、olタグ・・・リストタグ。最近重要視されるようになったタグ。見やすく、目も留めやすくなるのでユーザビリティにも有効。
- キーワードを埋め込み過ぎない
- 見出しに対して関連性のあるリストにする
strongタグ・・・強調タグ。ページ内で一番大事な部分などに使うとSEOに効果あり。
- hタグには入れない(ペナルティになります)
- 1ページでたくさん使わない(多くても3個まで)
imgタグ・・・画像タグ。画像はユーザーにとって良い配置にすれば見やすくなり悪い配置にすれば逆に邪魔になります。これは検索エンジンにとっても同じです。
- alt属性は記載されているか
- altは長すぎたりキーワードを詰め込み過ぎない
aタグ・・・リンクタグ。内部的に張り巡らせれば検索エンジンにとって巡回しやすくなる。
- 内部リンクが最低でも数個は貼られているか
- キーワードは適度に含む
- 関連のないページへの外部リンクはnofollowを設定する
ソースコードの最適化
ソースコードを最適化することで大きく検索順位が上がることもあります。定期的にチェックして常に検索エンジンに強いページ体系にしましょう。コンテンツの最適な文字数についても併せてどうぞ。
Ferret+には無料で使えるSEOスカウターというツールがありますので参考にしてみると良いかもしれません。(全てが現在正しいとは限らないので参考程度に)
対策キーワードの位置・・・対策したいキーワードはできるだけ上に配置します。クローラーもより上部にある言葉を重要視しやすい為です。またtitleタグやh1タグの文章内でもできるだけ前方にキーワードを配置しましょう。
head内の整理・・・head内にあるソースコードはできるだけ軽い方が良いです。何故ならクローラーは上から読み取っていきますのでコンテンツまでの道のりが長いとコンテンツの重要度が下がってしまうからです。読み込みスピードに関わることもあるので不要なjavascriptなどは削除またはページ下部に移動しましょう。
CSSの活用・・・html内でのデザイン設定などはできるだけ避け、CSSで設定できるように変更しましょう。無駄なソースコードは検索エンジンにとって邪魔になります。EX)毎回centerタグを付けたり文字サイズを変更したりせず、CSSにidやclassでまとめて指定する。
内部リンクの増設・・・内部リンクが適度にあることでクローラーの巡回がスムーズになります。特に新しいサイトではインデックスされるまでの期間が短くできることがあります。1ページで数個は設置しましょう。
サイトマップの設置・・・サイトマップはクローラーに『このページはこんなコンテンツがあって構造はこうなってます』と伝えるものです。WordpressではXMLサイトマップが自動で設置できるプラグインがありますので使っている方も多いと思います。
パンくずリストの設置・・・パンくずリストを見ればページの階層や今見ている記事の場所がわかります。GPSのようなものですね。ページ階層が深いサイトでは必須です。
重要事項の見直し
サイトを作っていく上で最後のチェックは必ず必要です。せっかく作った質の高いページも少しのミスでサイト全体の評価を下げることもあります。
URLの正規化・・・正規化で違うURLで同じ内容のページが複数存在するのを防げます。入口が多くなれば良さそうな気もしてしまいますがGoogleさんは許してはくれません。一発でミラーサイトと判断されることもあります。ブログサイトなどに頼らずに自分でHPの作成をしている際などには特に気を付けましょう。例えば『https://blog.silver-notes.org/』が当サイトのインデックスURLですが、『https://blog.silver-notes.org/index.html/』と打ったとき、正規化されていれば表示されるURLは『https://blog.silver-notes.org/』になります。※ちなみにこのページはindex.htmlというファイルはありませんので表示されません。
ミラーページのチェック・・・初心者の頃にやりがちなミスで、重複コンテンツを知らないうちに作ってしまうことがあります。例えばグローバルナビや定型文があるページで構造が同じ、コンテンツだけ違う場合、コンテンツが短くなれば当然そのページ同士の類似性は高まりますよね?以前は70%を超えるとアウトなどと言われておりましたが現在は詳しいパーセンテージはわかりません。重複する部分だけnoindexにしたりコンテンツの量を増やすことで解決できます。
スパムとみなされる内容は排除する・・・キーワードの埋め込み過ぎとミラーサイトには注意しましょう。その他、隠しテキストやクローキング、ワードサラダなど意図して作らないなければ引っ掛かることはありません。
ユーザビリティ
ウェブサイトを何故作るのか、『誰かと繋がりたい』『見てほしいコンテンツがある』『広告収入を得たい』様々だと思います。しかしすべての事はユーザーがいて初めて意味があるのです。検索エンジンの最適化は完璧でもユーザーにとって何も有益でないページや見にくいページを作っても次回は見てくれませんし拡散されることもないでしょう。Googleの検索エンジンもユーザー目線に変わってきていますのでユーザー目線のサイト作りも必要になってくるでしょう。
画像の最適化・・・画像が荒くて見にくかったり大きすぎて読み込みが遅かったりするのは印象が良くありません。最適化されたサイズで置くべき場所に適度な頻度で配置しましょう。
フォントのサイズ・・・英字でフォントのサイズが小さくなればちょっとオシャレに見えたりしますよね。しかしスマートフォンでパソコン表示してみて下さい。老眼になった気持ちが味わえます。
まとめ
SEO対策は単純作業がほとんどで地道です。しかし長期間運営していく上でその時のトレンドに沿ったSEO対策をすれば常にあなたの縁の下の力持ちになってくれます。初期のアクセスが集まらない時期は焦らず、まず自分の記事を確認し、良いコンテンツとソースを書いていくことに集中しましょう。この記事が少しでも皆様のお役に立てればと思います。
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