サウナという異世界での壮絶バトル VSハゲおやじB

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サウナという逃避行先の異世界での壮絶バトル VSハゲおやじB

サウナという場所は異世界に続いている。

灼熱の空間でおじいちゃんと呼ばれる人々が老体に鞭打ってあの世とこの世の境界線ギリギリを楽しむ場だからだ。

何故私がサウナに行くのかというと、私はブログを書くことが好きではないからだ。

大作を書いている途中はすぐに逃げ出したくなる。

そういう時は決まってスーパー銭湯に足を運ぶ。

オヤジ達の聖地と呼ばれる場所だ。

 

今日は特に大作を書いているわけではなかったが、軽く汗を流したいと思い、出かけた。

正直、逃げ出したかった。

悩んでいた。

 

どうしてもHPのアクセスが下がっていく。

それもそのはず、今このブログを支えているのはほぼ1つのネタ記事。

投稿から1ヶ月にして1記事で30万PVを超える大ヒットを記録している。

これはブログ女王だった矢口真里が不倫騒ぎを起こしてからの1日のPVに等しい。

しかし、時事的な要素を含むため、流行が過ぎれば当然アクセスは下がっていくのだ。

そんな状況から逃げ出したかった。

 

いざ血栓の血、否、決戦の地へ

15分程車を走らせるとその場所はある。

慣れ親しんだ3階建ての割と新しい施設。

チケットを購入し、フロントでスタンプカードと共に出す。

フロントのBBA、いや、お姉さんが『次回使える無料券です』と施設の無料券を私に差し出す。

私はその無料券を流行のおそ松さんで言えばカラ松並の痛さである『中指と人差し指の2本で受け取る』という愚行に出た。

少し、後悔した。

 

スタンプカードがいっぱいまで貯まると1回無料券がもらえるだが、私は今年だけで既に無料券を手にしている常連。

そろそろ顔パスになるんじゃないかと目論んでいる程だ。

これがもしパチンコ屋に通っている回数だとしたらかなりの廃人レベルだろう。

 

ヘブンズゲートの靄の中に現れる宿敵

更衣室で服を脱ぎ、いざ入浴。

ここには広めな内風呂と露天風呂、そして天界(もしくは魔界)への入口がある。

 

体を洗い、内風呂で温まって、ちょっと休憩。

そしてサウナへ。

サウナは2段の段差があるタイプ。

いつもなら死を目前にしたOJ(JKみたいに言いたかった)がごったがえしているのだが、今日は雰囲気が違った。

 

中にはたった1人のおっさん。

そう今回の対戦相手となるハゲおやじBだ。

 

ハゲおやじBとは何者か

まずハゲオヤジBの見た目上の特徴は、ハゲていることだ。

しかも凄まじくハゲている。

こんな↓部分育毛剤でなんとか出来るレベルではない
育毛剤

育毛剤
↓こういうレベルだ。
育毛治療

そして謎の文字『B』の正体はBlackのBだ。

そう、たいめいけんのシェフバリの真っ黒なオヤジだ。

しかもハゲている。

ハゲ+オヤジ+黒=ハゲおやじB

モンキー・D的な想像をしていたら・・・本当にすまないと思っている。育毛治療

 

なぜ俺たちが闘わなければいけないんだ!

私がサウナの門を潜ると衝撃の光景が広がっていた。

 

なんとハゲが足元に転がっているではないか。

い、息をしていn・・・いや、目がギョロっとこっちを向いた。

まだ普通に生きているようだ。

 

私が段に腰を下ろすと、1人の空間を侵害されたことを恨んでいるかのようにムクっと起き上がった。

しかしハゲは段には座らず、とある作業を開始した。

 

ハゲおやじBの逆襲

一人の空間を邪魔されたことに腹を立てる人間は確かに存在する。

しかしこのハゲは怒っているのとはちょっと違う。

奇行種のようだ。

 

前述のようにここのサウナはイスくらいの高さの段が2段あるよくあるタイプ。

そこに厚手のタオルのようなマットが10枚程敷かれている。

 

ここから全ては始まった。

なんとハゲおやじBはそのマットを回収し始めたのだ

私の座っている1枚を除いて全て。

 

カカリノヒトナノカ??

 

混乱した。

いやいや、風呂屋の店員が裸なんて聞いたことがない。

しかもこの場所のスタッフのユニフォームは赤いポロシャツだ。

 

ハゲおやじBは客としてマットを回収し、一か所に集め、腰を下ろしたのだ。

もはやマットを使う気配もない。

間違いない。

これは宣戦布告なのだ。

 

武器も報酬への希望もない私が奇行種と闘うには

正直モチベーションは無いに等しい。

しかし『売られた喧嘩はクレジットカードの枠を使い切っても買え』と死んだじっちゃんが言っていた。

いや、『クレジットカードの使い過ぎには気をつけろ』だったかもしれない。

まあこの際同じようなものだ。

 

しかし文字通りの丸裸でどう戦うのか。

タオルでパシーンってやるのか?

当たる直前で引く感じでパシーンと。

 

ノンノンノン。

 

皆さんご存知の通り、サウナでの決着は入った時間の長さで決まる。

我慢比べじゃー!

私は境界を目指す覚悟を決めた。

 

ハゲおやじBの真の力

10分が経過した。

気温90℃近いドライサウナ、さすがに熱い。

ハァーっと汗を拭きながらハゲの方を見た私は驚愕した。

ハゲおやじBはなんと腹筋をしている。

しかも意外と軽快だ。

ケインもしくはコスギのようなストイックさ。

 

これは・・・威嚇なのか?

俺も返すべきか?

 

いやまて、落ち着こう。

憎しみは憎しみしか生まない。

ここは勝負に徹するべきだ。

このハゲには何か底知れぬ力を感じる。

 

限界のその先に見えたもの

15分経過。

 

さすがに熱い。

汗が滝のように流れ落ちる。

 

しかしオヤジはまだ動かない。

こいつは山なのか?

まさか北斗の拳のフドウなのか?

だとしたら何かを守っているはず・・・・・・はっ!!

 

ハゲBの後ろにはマットがある。

俺にマットを使わせまいと守っているのかもしれない。

 

そんなことを考えていた矢先、勝負は動いた。

オヤジは腹筋を止め、何やらニヤリと笑みを浮かべた。

 

青天霹靂!勝負の終結

オヤジが微笑んだ先、それは通常世界への入口のドア。

すると静寂を破るかのように赤いポロシャツの男が入ってくる。

 

見るとここのスタッフだ。

この勝負をどこかの監視カメラで見ていて止めに来たとでもいうのだろうか。

 

スタッフ『あーいつもすいません』

 

私『へ?』

 

ハゲおやじBに対して発せられたその言葉、そして次の行動で私は全てを悟った。

オヤジは回収したマットをスタッフに手渡した。

 

このオヤジ、そろそろスタッフが来るのをわかっていた上でマット回収業務の手伝いをしていたのだ。

常連のおせっかいなお手伝いというやつだ。

 

こんなことに、こんなことに私は振り回されていたのか・・・

そしてハゲおやじBはスタッフと談笑しながらサウナを出て行った。

 

試合に勝って勝負に負けるとはこのことだ。

私は火照った体を冷ますことなく家路についた。

-FIN-

 

今回の記事のまとめ

正にカラ松のような痛さですねw

こんな記事を世間様の目に触れさせようとは私もどうやら奇行種のようです。

今まで真面目にやってきた当ブログですが、最近ふざけたネタも書き始めました。

↓おふざけ系記事です。

ゆっくりサウナに入れたので明日からまた逃避行を繰り返しながら記事入れしていきます。

読んで下さる皆様にはいつも本当に感謝しています。

SNS拡散もどうぞよろしくお願いします。

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